デノミネーションとは、その効果と日本の例

 
デノミネーションとは

主に国が過度のインフレに陥った時施行される制度です。

内容は通貨の単位を切り下げるというもので、例えば日本でインフレが進み
物の価値が100倍になれば缶ジュースが1万円になります。
そういった状況では通貨の数字が多すぎて煩雑になってしまうため、
デノミネーションを施行して100円を1円とする新通貨を発行し、それまでの
通貨を使えなくしてしまいます。

この場合銀行預金なども引き出せなくする、もしくは引出しの制限を設ける
事で国内の借金を減らす、または帳消しにするという効果もあります。

例えば日本は国内での国債発行によって大きな借金を背負っていますが、
その国債は国民が預けた銀行預金を使って銀行が国債を買っているわけ
ですから銀行預金がすべてなくなればその分の借金はなくなるわけです。


実施された国

アルゼンチンが1986年に1000分の1に、また92年には1万分の1にしています。
09年にジンバブエが1兆分の1に、2009年に北朝鮮が100分の1にしています。

北朝鮮の場合は古い通貨を新通貨と交換できますが、その上限を設け、
それ以上のお金をもっている人はその分の価値がなくなってしまいました。


日本でのデノミネーション

日本では戦後の昭和21年に行っています。
この時は銀行預金の引き出しに期限を設けたほか、新通貨に交換できる
上限が決まっており、残りはほとんど税金として徴収されました。

日本で今後同じことが起こるかはわかりませんが、返済不能と言われる
レベルまで膨れ上がった借金をなくすには増税だけでなんとかなるとは
思えず、このようなデノミネーションをするか日銀はお金を大量に刷る
というのが将来行われるかもしれません。

お金を刷った場合でも預金の価値は大幅に減る事になるので資産を守る
ためにはただ銀行に預けておくだけでもリスクがあるという事を知って
おくべきでしょう。
例えばそのような政策が実行されても外貨や金などの現物資産にお金を
変えておけばリスク分散となり財産のほとんどを失うという事は
ないでしょう。